「もう少しお小遣いが欲しい」「アルバイトをしたい」と考えている中学生は多いはずです。
残念ながら、中学生は原則としてアルバイトはできません。
ですが、副業をしてお小遣いを稼ぐことは可能です。
本記事では、中学生でもできるおすすめの副業を紹介します。
中学生が副業をする際の注意点や確定申告についても解説するため、ぜひ参考にしてください。
中学生でも副業はできる?
結論からいうと、中学生でも副業でお小遣いを稼ぐことは可能です。
ですが、最初に触れたように中学生は原則としてアルバイトはできません。
労働基準法56条により、満15歳に達した日以降の最初の3月31日までの者を雇用したり、労働させたりすることは原則禁止されているためです。
最低年齢(第56条)
満15歳に達した日以後の最初の3月31日までは、児童を労働者として使用することは禁止されています。
中学生でも例外的に許されるアルバイトがあり、新聞配達・牛乳配達・芸能関係の仕事などが該当します。
今回紹介する副業はあくまでも“お小遣い稼ぎ”で、雇用関係も発生しないため労働基準法違反にはあたらないと考えられます。
ただし、学校によっては禁止されている場合もあるので、事前に確認することをおすすめします。
中学生におすすめの副業5選
一口に副業といっても、さまざまな種類があります。
中学生が副業をする際は、手軽にできる“プチお小遣い稼ぎ”がおすすめです。
中学生におすすめの副業5選を紹介します。
ポイントサイト
ポイントサイトとは、メール受信やCM閲覧などでポイントを貯めていくサービスです。
「1クリック1円」「CM閲覧につき3円」など単価は低い場合が多いものの、コツコツと貯めていくと意外と大きな金額になります。
また、会員登録や商品購入などは還元率が大きいため、効率的にポイントを貯められます。
貯まったポイントは、現金や電子マネーなどに換金できたり、商品と交換したりすることが可能です。
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アンケートモニター
アンケートモニターとは、企業からのアンケートに回答することでポイントを貯めていくサービスです。
ポイントサイトと比較すると単価が高く、効率的にポイントを貯めることができます。
1回答あたりの報酬は数円~数百円程度ですが、商品モニターや雑談会に参加すると数千円の報酬になるケースもあります。
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ライブ配信
がっつりと稼ぎたい方には、YouTubeやその他の動画サイトでライブ配信を行うのがおすすめです。
YouTubeは再生回数に応じて広告収入が発生しますが、広告収入を得るためには一定の条件を満たしていなければなりません。
その他の動画サイトでは、視聴者からの「投げ銭」が主な収入源となります。
いずれもライバルが多く難易度は高いものの、成功すると高収入を得ることも夢ではありません。
アフィリエイト
アフィリエイトとは、自分のサイトやブログに広告を貼りつけ、Webサイトを見た人がアクションを起こすと報酬を得られる副業です。
アフィリエイトを通じて、SEOや記事作成について学べるメリットもあります。
将来IT関連の仕事をしたい中学生におすすめの副業といえるでしょう。
ただし、アフィリエイトサイトによっては年齢制限を設けているケースがあり、また報酬を受け取る際には銀行口座の登録が必要です。
LINEスタンプ販売
LINEでは、オリジナルのLINEスタンプを自作して報酬を得ることができます。
LINEスタンプの作成に年齢制限はなく、幼稚園児でも小学生でも作成可能です。
ただし、中学生がLINEスタンプを作成・販売するにあたっては、以下の2つの条件を満たす必要があります。
- 利用規約を保護者と一緒にチェックする
- 13歳未満は保護者の許可が必要
13歳未満のLINEアカウント取得には保護者の許可が必要です。
また、未成年がLINEスタンプをを作成するにあたっては、利用規約を保護者と一緒にチェックする必要があります。
中学生が副業をする際の5つの注意点
中学生が副業をすることで、思わぬトラブルに巻き込まれる恐れがあります。
以下の5つの注意点を確認してから副業に挑戦しましょう。
学業を優先する
中学生の本業はあくまでも学業です。
少額でも一度お金を稼ぐ楽しさを知ってしまうと、つい夢中になってしまう恐れがあります。
副業に夢中になるあまり、学業が疎かにならないように注意しましょう。
利用規約を確認する
副業を始める際には、必ず利用規約を確認しましょう。
副業の中には未成年ができないものがあり、利用規約に違反すると報酬をもらえなかったり損害賠償を求められたりする恐れがあります。
ポイントサイト1つをとっても、中学生は登録できるサイトとできないサイトがあるため要注意です。
利用規約は必ず保護者の人に読んでもらうようにしましょう。
保護者の同意を得る
副業を始める際は、必ず保護者の同意を得るようにしてください。
未成年は保護者の管理下にあり、万が一トラブルが発生した際の責任は保護者に発生します。
副業をすることでトラブルに巻き込まれるリスクはゼロではないため、無断で副業をするのは避けましょう。
校則を確認する
学校によっては、今回紹介したようなお小遣い稼ぎを禁止しているケースがあります。
多くの学校では原則としてアルバイトを禁止しているか、特別な場合のみ許可しています。
ポイントサイトやライブ配信に関する記述はないケースが大半ですが、念のために校則を確認しておきましょう。
副業詐欺に注意する
副業詐欺とは、副業の求人募集を装って金銭をだまし取る詐欺です。
求人に応募すると、初期費用や登録費を求められたり、高額の教材を購入させられたりします。
原則として初期費用や登録費がかかる副業は避けるようにしてください。
また、ポイントサイトなどに登録する際には、必ず保護者に安全なものなのかを確認してもらいましょう。
中学生の副業に関するよくある質問
最後に、中学生の副業に関するよくある質問に回答していきます。
中学生でもメールレディ・チャットレディはできる?
結論からいうと、中学生はメールレディ・チャットレディはできません。
法律上、18歳未満はメールレディ・チャットレディの仕事はできないと決まっているためです。
また、18歳以上でも高校生は登録できないサイト・事務所が多いため注意してください。
中学生でも登録できるメルレ・チャトレは違法サイトなので要注意!
中学生でも確定申告は必要?
中学生でのある程度の収入を得たら、確定申告をして税金を納める必要があります。
中学生が副業で得られる収入は、「雑所得」にあたるケースが多いでしょう。
未成年者で雑所得以外の所得が無い場合、所得税が発生する目安として基礎控除48万円があります。
つまり、雑所得としての利益が48万円を超えた場合は、確定申告を行う必要があります。
ただし、ライブ配信や芸能活動などで事業規模の収入がある場合は、雑所得にはあたらない可能性があるため要注意です。
中学生は学業優先でプチお小遣い稼ぎがおすすめ!
中学生でも、ポイントサイトアンケートモニターなどでお小遣いを稼ぐことは可能です。
がっつりと稼ぎたい場合は、ライブ配信やアフィリエイトに挑戦するのもありでしょう。
ただし、中学生の本業はあくまでも勉強です。
副業に夢中になるあまり、学業に影響が出ないようにくれぐれも注意してください。