近年、副業としてチャットレディを選択する方が増えています。
チャットレディで得た収入は、確定申告で「雑所得」として申告する必要があります。
しかし、確定申告にはさまざまな注意点があり、特にチャットレディの場合は、「種目」 の記載がポイントとなります。
この記事では、チャットレディの確定申告における種目についてくわしく解説します。
チャットレディの所得は「雑所得」
チャットレディで得た収入は、「雑所得」 として申告する必要があります。
雑所得とは、事業所得や給与所得以外の、さまざまな種類の所得をまとめて指す言葉です。
具体的には、以下のようなものが雑所得に該当します。
- 副業で得た収入
- 競馬や競輪などのギャンブルで得た賞金
- 不動産の売却益
- 雑魚釣りで得た収入 など
チャットレディの収入も、上記に該当するため、雑所得として申告する必要があります。
チャットレディの「種目」はどうするべき?
確定申告書には、所得の種類ごとに「種目」 を記載する欄があります。
チャットレディの場合、種目には以下のように具体的に記載するとよいでしょう。
- インターネット事業による雑所得
- インターネット配信サービスによる雑所得
- サービス業による雑所得 など
上記のように、単に「雑所得」と記載するのではなく、インターネット事業やサービス業であることを明確に示すことが重要です。
ただし、種目に「チャットレディ」「風俗業」などと記載する必要はありません。
チャットレディと書かなくても良いのね。それは安心。
チャットレディの確定申告のポイント5つ
チャットレディを始めて、確定申告の方法が分からずに困っていませんか。
チャットレディの確定申告のポイントを5つの項目に分けて解説します。
チャットレディは個人事業主
チャットレディは、業務委託契約を結んで働く「個人事業主」です。
個人事業主には会社員のような源泉徴収がないため、一定の収入を上回ったら自分で税金を納める必要があります。
以下に該当する場合は確定申告を行いましょう。
- チャットレディが本業の場合:年間所得が48万円以上
- チャットレディが副業の場合:副業すべての年間所得が20万円以上
注意点としては、収入=所得ではない点です。
経費を差し引いた年間所得が48万円以上だった場合、しっかりと確定申告をしましょう(チャットレディが本業の場合)。
納税は国民の義務ですし、申告漏れがあった場合は高額な追加徴税を科せられる可能性もあります。
副業の場合、会社にバレる可能性がある
住民税の支払いを会社の給与からの天引きにしている場合、会社側に副業をしている事実がバレる可能性があります。
住民税を自分で手続きをして納める方法に変えると、副業がバレることはほとんどありません。
経費もしっかり計上する
チャットレディの仕事をするために必要な経費は、確定申告で控除することができます。
主な経費としては、以下のようなものがあります。
- 通信費
- インターネット利用料
- パソコンやスマートフォンの機器代
- 美容代
- 衣装代 など
レシートや領収書をしっかりと保管しておき、確定申告時に提出できるようにしましょう。
確定申告は早めに済ませよう
確定申告の期限は、毎年3月です。
しかし、ギリギリまで待って慌てて申告するよりも、早めに準備を始めることをおすすめします。
早めに準備することで、必要な書類を揃えたり、税理士に相談したりする時間を確保することができます。
不安な場合は税理士に相談しよう
確定申告は自分で行うこともできますが、不安な場合は税理士に相談することをおすすめします。
税理士は、確定申告に関する専門知識を持っているため、適切なアドバイスを受けることができます。
- 国税庁:https://www.keisan.nta.go.jp/kyoutu/ky/sm/top
- 税務署:https://www.nta.go.jp/
- 日本税理士会連合会:https://www.nichizeiren.or.jp/
- 全日本会計士協会:https://jicpa.or.jp/
【チャットレディ】確定申告の種目は「インターネット事業」「サービス業」でOK
チャットレディで得た収入は、雑所得として確定申告する必要があります。
確定申告にはさまざまな注意点があり、特にチャットレディの場合は、種目の記載がポイントとなります。
確定申告の種目は「インターネット事業」「サービス業」で問題ありません。
わざわざ「チャットレディ」と記載する必要はないため安心してください。
この記事で紹介したポイントを参考に、正しく確定申告を行いましょう。